✅**【要約】**
- 接続失敗の確認: 完了画面に切り替わらない場合、接続失敗。
- 基本情報の確認: SSIDとパスワードの再確認が必須。
- Wi-Fiの種類: ブラウザ認証型Wi-Fiは使用不可。
- ネットワーク要件: DHCPによる自動IP取得、特定ドメインへのHTTP/HTTPS通信許可が必要。
- Wi-Fi帯域: 2.4GHzのみ対応。2.4/5GHz混在SSIDやバンドステアリングは非推奨。
- 接続数と電波強度: ルーターの同時接続数制限、およびBCL-QR1受信部での十分な電波強度(-70dBm以上)が必要。
- プロトコル: IPv6は非対応。IPv4での接続を確認。
📘**【詳細手順と確認事項】**
BCL-QR1のWi-Fi接続がうまくいかない場合は、以下の項目を順に確認してください。
- 接続完了画面の確認: アプリ画面が自動で「完了」に切り替わらない場合、Wi-Fi接続は失敗しています。操作手順を再度確認し、再設定を行ってください。
- SSIDとパスワードの確認: 入力したSSID(ネットワーク名)とパスワードに誤りがないかを再度確認してください。
- Wi-Fi認証方式の確認: 新幹線Free Wi-Fiのように、ブラウザでの認証が必要なWi-Fiには対応していません。
- ネットワーク接続要件: 貴社のネットワーク担当者様に以下の点を確認してもらってください。
- 通信方式と接続先: BCL-QR1はDHCPで自動IP取得し、
http://iotserver.blockchainlock.io/
へのHTTPおよびHTTPS通信が許可されているか。
- 使用Wi-Fi帯域: 2.4GHz帯のみ対応。ルーターの「バンドステアリング」機能を無効化するか、2.4GHz専用SSIDを用意(推奨)。メッシュWi-Fiの場合は親機に接続を固定してみてください。
- 接続端末数: ルーターの同時接続端末数制限により通信が不安定になる場合があるため、他の端末の接続数を減らすか、ルーター設定を見直してください。
- Wi-Fi電波強度: BCL-QR1のキーパッド側でWi-Fiを受信するため、70dBm以上の電波強度を推奨。スマートフォンのアプリ(Android: Wi-Fiミレル、iPhone: AirMacユーティリティ)で測定してください。
- インターネットプロトコル: IPv6は非対応。ルーターがIPv4のみで接続されていることを確認してください。
- ルーターの再起動: 接続が不安定な場合は、ルーターの再起動も試してください。
⚠️注意
- BCL-QR1は2.4GHz帯のWi-Fiのみに対応しており、5GHz帯や混在SSIDでは正常に動作しません。
- ブラウザ認証が必要な公共Wi-Fiなどでは利用できません。
- IPv6プロトコルには非対応です。